ゴアテックス自宅での洗い方【簡単3ステップ!】

出典:Facebook/GORE-TEX® Products
最近ファッションに取り入れる人も多くなってきたゴアテックス製品ですが、「急な雨で汚れてしまった」「食事中にできたシミを取りたい」「自宅で手入れしたいがやり方がわからない」そんなお悩みはありませんか?
ゴアテックス製品は、汚れがついたまま放置してしまうと撥水性や透湿性が低下し、本来の性能が発揮できず品質劣化につながります。
そこで、今回は、ゴアテックスの自宅での洗い方について、誰でも簡単に分かるようにご説明していきます。この記事を参考にしていただくことで、自宅でゴアテックスのお手入れができるようになります。
目次
ゴアテックスを長く使うためにはお手入れが必須!
自宅でもお手入れはできるの?
ゴアテックスの製品は優れた防水・透湿性があり、軽量かつ防寒性も高いため、メンズ・レディース問わず人気な製品です。登山などのアウトドアシーンで使用する以外にも、最近ではタウンウェアとして、ノースフェイスブランドのゴアテックスをコーディネートして楽しむ人も見られます。
常に本来の性能を発揮させるためにも、定期的に洗濯することをおすすめいたします。
また、ゴアテックスは自宅でも簡単にお手入れすることが可能です。
下記3ステップに従ってお手入れを試してみてください。
ゴアテックスのお手入れ頻度は?
ゴアテックスのお手入れ頻度は下記タイミングを目安にしてください。
- 登山やお出かけ等で長時間着用したとき
- 食事中の汚れやシミ、急な雨や泥がついたとき
- 撥水性が落ちたと感じたとき
- 汗をかいて蒸れたとき
- シーズン前後
上記5つの項目に一つでも当てはまれば、それが洗濯のタイミングです。
毎回洗う必要はありませんが、定期的にお手入れをしなければ、汚れが落ちにくくなり、撥水効果や防水性が低下してしまいます。適切な頻度で洗濯を行えばゴアテックスを長持ちさせることができます。
ゴアテックスの洗い方3ステップ
ステップ1:洗濯準備
洗濯表示の確認
製品によって洗濯方法が異なるため、洗濯表示は必ず確認しましょう。洗濯機の使用が可能かどうかは、メーカーやアイテムによって違うこともあります。裏地やポケットの内側に縫い付けられていますので、探して確認しましょう。
ファスナーの確認
洗濯表示の確認の次は、ファスナーやポケットの確認を行いましょう。ファスナーが開いたままだと他の衣類に絡まったり、柔らかい素材の衣類を傷つけてしまう可能性があります。
必ず全てのファスナーを閉めて洗濯をしましょう。
また、ファスナーの部品が絡まって外れたり、生地に負担をかけないためにも洗濯ネットに入れて洗うことをおすすめします。
ステップ2:洗濯
※洗濯をする際は下記4つの使用は禁止です。
- 粉末洗剤
- 漂白剤
- 柔軟剤
- シミ抜き剤
上記の洗剤を使うと成分が残ってしまい、撥水性が低下し、色落ちする可能性があります。上記4つのうち、1つでも混ざった洗剤があれば使用しないでください。
洗濯機で洗う場合
洗濯機で洗えることが確認できれば、生地に負担をかけないためにも、常温で衣料用液体洗剤を使用しましょう。
洗剤を残さないためにも、すすぎは最低でも2回以上行いましょう。そうすることで洗剤の残りが落ち、品質劣化を防ぐことができます。
脱水は、時間をかけずなるべく弱め(低速)、もしくは、手で軽く絞って行いましょう。生地への負担を軽減することができます。
手洗いの場合
洗濯表示を確認後、洗濯機で洗えない時は衣料用液体洗剤を使用し、常温で手洗いを行います。
生地全体に水が通るように優しく押し洗いしてください。もみ洗いだと生地が擦れて傷んでしまう可能性があります。
すすぐ際も洗濯機同様、すすぎは2回以上行いましょう。すすぐ際に洗剤が残ると、撥水性が低下してしまいます。すすいだあとは優しく手で絞り、脱水を行います。
ステップ3:洗濯後は日陰で干す
洗濯後の乾燥は、自然乾燥もしくは乾燥機で行いましょう。自然乾燥の場合は、直射日光があたらない日陰が最適です。ゴアテックスウェアは防水性が高く、撥水性もあるので表面はすぐに乾きます。表面が乾いたら、裏返して裏生地を乾かしましょう。
乾燥機を使用する場合は、中温で乾かすようにしてください。高温で乾かしてしまうと、品質劣化の原因となります。
ゴアテックスの酷い汚れ部分を落とすには?
パンツや裾など汚れがひどい部分は、洗濯をする前に洗剤を含ませたスポンジを使用し、叩くようにして汚れを落とします。この際に使用する洗剤も漂白剤や柔軟剤が入っている洗剤は、使用しないでください。
※1 シャツについている胸元の汚れを叩きながら落とす写真を使用しております。ゴアテックスでは、袖や裾に汚れが付着している場合が多いですが、写真同様にスポンジを使って叩くようにして汚れを落としてください。
ゴアテックスの品質劣化を防ぐための日々のケア方法
撥水性が落ちてきたと感じた時はアイロンがけがおすすめ
適切な頻度でお手入れをしたあとは、アイロンや撥水剤を使用して、メンテナンスを行うことも非常に重要です。ゴアテックスは熱に強い性質でできているため、アイロンを当てることで、撥水機能の劣化を防ぐことができます。アイロンを当てる際も、洗濯表示をしっかりと確認し、必ずあて布をし、スチーム機能はオフの状態でアイロンを行いましょう。
長く使うためにも、メンテナンスは欠かさず行うことをおすすめします。
自宅でお手入れをしても撥水機能が回復しない場合は、クリーニング店に依頼するのがおすすめです。
クリーニング店で撥水加工を施すと、水をはじくだけでなく、汚れにくくなり、服の縮みやシワを事前に防ぐことができます。
まとめ
今回は誰でも簡単に自宅でできるゴアテックスの洗い方をご紹介しました。
自宅でやってみて落ちない頑固な汚れやシミがあれば、無理せずプロの手を借りるのもおすすめです。
「宅配クリーニングフランス屋」では、クリーニング一筋50年の高品質を全国どこにでもお届けいたします。
便利なサービスを活用しながら、お気に入りのゴアテックスを汚れから守りましょう。
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監修者情報
本記事は、クリーニング専門店「フランス屋」のコラム編集部監修のもと執筆されています。長年のクリーニング経験を生かし、正確で実践的な情報を提供しています。
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