スニーカークリーニング|自宅での洗い方、汚れの原因と予防
「スニーカーが汚れてきたから、きれいにしたい!」
そう思った時に、どのように洗えば良いか悩んだことはありませんか?
お気に入りのスニーカーは、大切にいつまでもきれいな状態で履きたいですよね。
今回は自宅でスニーカーを洗濯したいと考えている方に向けて、手洗い方法、洗濯機で洗う方法をご紹介します。
スニーカーが汚れる原因や、汚れの付着を防ぐために事前にできる対処も一緒に見ていきましょう。
目次
スニーカーが汚れる原因
スニーカーの汚れは、泥の付着やすすぎ残しによる黄ばみが原因です。
土ぼこりや砂、泥が表面に付着すると茶色い汚れが目立ちます。
また、洗剤を使ってスニーカーを洗う時に、すすぎが十分でないと黄ばんでしまう恐れがあります。
他にも、汗や皮脂で雑菌が繁殖することで、悪臭にもつながります。
悪臭の対策方法は、10円玉を入れる、消臭スプレーを使う、ドライヤーの風を当てて乾燥させるなどの方法があります。
しかし、ドライヤーの熱でスニーカーが傷んでしまう可能性もあるので、スニーカーを脱いですぐは風通しの良い場所で保管するのがおすすめです。
スニーカーが汚れた時の対処法
日常的に使用しているだけで付着してしまう汚れは、ついたら早めに落とすことが大切です。
では汚れがついてしまった場合は、どのような対処をするのが正しいのか確認しましょう。
手洗いする方法
まずは手洗いの方法です。
用意するもの
- バケツや桶
- 靴専用ブラシ(ない場合は歯ブラシで代用可)
- 中性洗剤
- 乾いたタオル
手順
①ほこりを落とす:中敷や靴紐を外してから靴専用ブラシを使って、全体を軽くブラッシングしましょう。スニーカーの表面に付着しているほこりを落とします。
②水につける:水を張ったバケツにスニーカーを入れ、15分ほど放置します。
③中性洗剤をつけて優しくブラッシング:ブラシに中性洗剤をつけて、スニーカー全体を優しくこすり洗いします。
④ぬるま湯ですすぐ:全体を洗ったら、ぬるま湯で洗剤を落としてください。すすぎ残しがあると黄ばみやシミの原因になるので、しっかりとすすぎましょう。
⑤乾燥させる:乾いたタオルで優しく包みながら、水気を落とします。干す時は立てかけるか、靴専用のハンガーを使用しましょう。
直射日光に当てて干すと、黄ばみや型崩れの原因となるので日陰の風通しの良い場所に干すのがおすすめです。
汚れがひどい場合
汚れがひどい場合は、中性洗剤を使った方法ではなく、重曹を使ったつけ置き洗いがおすすめです。
①のほこりを落とす工程の後、ぬるま湯1Lに対して大さじ4程度の重曹を入れ、スニーカーを2時間ほどつけ置きします。
その後、つけ置きで落としきれなかった汚れをブラシで落とし、④〜⑤の手順ですすぎと乾燥を行います。
洗濯機で洗う方法
手洗いをするのが辛い寒い時期や、忙しい方には洗濯機を使う方法もおすすめです。
スニーカーの泥や小石はきれいに落とす
靴底に砂や小石がはさまっていると、洗濯機内部に傷をつけ、傷める原因になります。
中敷や靴紐も外してスニーカー全体の砂や小石、泥などは洗濯機に入れる前に必ず落とすようにしましょう。
汚れがひどければ、固形石鹸で予備洗いをします。
予備洗いが面倒であれば、40度以上のお湯に、使用量の目安を参考に酸素系漂白剤を入れ、スニーカーを1時間ほどつけ置きするのがおすすめです。
洗濯ネットに入れる
洗濯機を使ってスニーカーを洗う時は、必ず洗濯ネットに入れましょう。
通常のものより厚手に作られた靴専用の洗濯ネットも販売されているので、洗濯槽内部を傷つけないように活用してください。
この時、外した中敷や靴紐も洗濯ネットの中に一緒に入れます。
おしゃれ着コースで洗濯機を回す
デリケートな衣類の洗濯のための、「おしゃれ着コース」を使って洗濯機を回しましょう。
「おしゃれ着コース」は、「デリケートコース」など洗濯機によって名称が違います。
また、スニーカーと衣類と一緒に洗うのは避けましょう。
衣類を傷めたり、スニーカーの型崩れを起こす原因になります。
乾燥機は使用しない
スニーカーを傷めたり、型崩れを起こす可能性があるので家庭用洗濯機の乾燥機の使用は避けてください。
乾燥させる場合は、手洗い時と同様に日陰で干すのがおすすめです。
最近はコインランドリーにスニーカー専用の洗濯機を置いているところもあります。
スニーカー専用の洗濯機は内部にブラシがついていて、汚れを一気に落としてくれますよ。
自宅の洗濯機にスニーカーを入れることに抵抗がある方は、コインランドリーのスニーカー専用洗濯機がおすすめです。
スニーカーの寿命
スニーカーの寿命はメーカーや素材によって異なりますが、3年程度が目安といわれています。
頻繁に履けば、半年くらいで寿命を迎えてしまう可能性も。
ここからはスニーカーの寿命の見極め方や長持ちさせるコツをご紹介します。
寿命の見極め方
スニーカーの寿命は、靴底や中敷で見極めましょう。
靴底がすり減って薄くなっている場合や、中敷が破損している場合は買い替え時です。
また、洗っても汚れが取れない場合も寿命と考えて良いでしょう。
寿命を長く持たせるためには
スニーカーを長持ちさせたい場合は、2、3足を交互に履くのが良いでしょう。
スニーカーの型崩れを防ぐために、靴紐をほどいてから脱ぐことも心がけてください。
足の形に合わないスニーカーは、一定の場所に力が加わりやすくなり型崩れの原因となるため、履くのは避けるようにしましょう。
また、水を吸うことで劣化しやすいポリウレタンが使用されているスニーカーもあります。
雨の日に履くのは避け、防水スプレーを使うなど長持ちするように工夫してください。
スニーカーが汚れるのを防ぐ
ここまでスニーカーの汚れを落とす方法をご紹介しましたが、最後は汚れをつきにくくする方法をご紹介します。
大切なスニーカーを長くきれいな状態で履くために、ちょっとしたひと手間を加えてお手入れをしてくださいね。
泥や土ぼこりの汚れ
雨天時のマストアイテムである防水スプレーは、汚れの付着を防止する効果もあります。
まずはスニーカーを買ってすぐに吹きかけ、その後も定期的に吹きかけるように習慣づけましょう。
スニーカーの黄ばみを防ぐには
「スニーカーが汚れる原因」で、スニーカーの黄ばみは洗剤のすすぎ残しによるものだと説明しました。
アルカリ性の洗剤や酸素系漂白剤を使うと、すすぎ残しによって黄ばみやすくなります。
というのも、アルカリ性は紫外線に当たることで黄ばむ性質があるからです。
スニーカーの黄ばみを防ぐには、中性洗剤で洗うのがおすすめです。
その後、スニーカーがつかる量のぬるま湯(4L程度)に酢200ml、またはクエン酸大さじ2を入れ、スニーカーを2〜3時間つけ置きします。
黄ばみが残るようであれば、酢の量を増やしてもOKです。
こうすることで、アルカリ性を中和して黄ばみの原因をなくします。
多少手間になりますが、お気に入りのスニーカーを黄ばませないためにも、試してみてください。
まとめ
スニーカーは自宅で洗濯することができますが、まずは汚れの付着を防ぐことや、日頃のケアが大切です。
定期的に洗って、汚れが染みついてしまわないように注意しましょう。
お気に入りのスニーカーの汚れが落としにくい、自宅で洗うのが難しい場合はプロに依頼するのもひとつの手段です。
「宅配クリーニングフランス屋」では、衣類クリーニングと一緒にスニーカークリーニングができるパックをご用意しています。ぜひご依頼ください。
「フランス屋」の店舗でも、スニーカークリーニングを承っております。
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大切なスニーカーや衣類のお困りごとがございましたら、お気軽に当店へご相談ください。
監修者情報
本記事は、クリーニング専門店「フランス屋」のコラム編集部監修のもと執筆されています。長年のクリーニング経験を生かし、正確で実践的な情報を提供しています。
- 運営会社
- 株式会社フランス屋本部
- 住所
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大阪府岸和田市木材町1-4
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