ぬいぐるみを自宅で洗濯する方法とは?洗い方と干し方のポイント
衣類とは違い、ぬいぐるみを定期的に洗濯する方は少ないのではないでしょうか。
大きくて洗いにくい、洗い方がわからないといった理由で、なかなか洗濯できないものですよね。
しかし、ぬいぐるみは意外と汚れがたまりやすいアイテムなので、定期的に洗濯することが大切です。
今回は、ぬいぐるみを自宅で洗濯する方法についてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
ぬいぐるみは洗った方がいいの?
ぬいぐるみはほこりや汚れが付着しやすく、放っておくとダニやカビなどが発生する原因になります。
肌にかゆみを感じたり、時にはぜんそくや鼻炎、アレルギーといった症状につながることもあり、危険です。
こういった肌トラブルや健康被害を回避するためにも、ぬいぐるみをこまめに洗うようにしましょう。
ぬいぐるみは自宅で洗える
自宅でぬいぐるみを洗うのはなかなか難しいと感じている方が多いかもしれませんが、ぬいぐるみのタグに「洗濯桶のマーク」または「洗濯桶に手のマーク」があれば自宅で洗えます。
ぬいぐるみを洗濯する頻度の目安は、およそ1~3カ月に1回程度。
自宅で洗濯する場合は、型崩れを防ぐためにおしゃれ着用洗剤を使うのがおすすめです。
また、柔軟剤を使うとふんわり仕上がります。こられのポイントを押さえたうえで、自宅でぬいぐるみを洗濯する時の基本的な洗い方をご紹介しましょう。
洗濯機で洗う場合
まずは、洗濯機を使ってぬいぐるみを洗濯する方法をチェックしていきます。
用意するもの
- 洗濯ネット
- おしゃれ着用洗剤
- 柔軟剤
- 乾いたタオル
手順
➀型崩れを防止するため、付属品を外して洗濯ネットに入れましょう。
➁洗濯表示に従って洗濯コースを選択します。
メーカーによって推奨されるコースが異なるので、必ず洗濯機の説明書を確認しましょう。
➂脱水に入る前に、ぬいぐるみをタオルで包んで洗濯ネットに入れ直します。
こうすることで脱水が30秒程度で済み、時短になります。
以上の3つの手順で、ぬいぐるみを自宅できれいに洗濯できます。
洗濯機を使えば、手間をかけずに時短で洗濯できる点がメリットです。
手洗いする場合
続いては、ぬいぐるみを手洗いする方法を見ていきましょう。
用意するもの
- 洗濯桶やボウル
- おしゃれ着用洗剤
- (必要に応じて)洗濯ブラシ
- 柔軟剤
- 乾いたタオル
- 洗濯ネット
手順
➀洗濯桶やボウルの中に、30度〜38度のぬるま湯を多めに(4L程度)用意します。
使用量の目安を参考に洗剤を入れ、洗濯液を作ります。
➁ぬいぐるみの付属品を外して、洗濯液の中で優しく押し洗いしましょう。
汚れがひどい部分は、洗濯ブラシを使って優しくたたき洗いをしたり、軽くこすります。
➂洗い終わったら、きれいな水で押し洗いしながらすすぎます。
すすぎは2回以上繰り返しましょう。
➃柔軟剤を溶かした水にぬいぐるみを浸して、20〜30分放置します。
➄ぬいぐるみをタオルに包んで水気を取って、手洗いの完了です。
洗濯機の脱水機能を使用する場合は、タオルに包んだまま洗濯ネットに入れて30秒ほどに設定しましょう。
手洗いは洗濯機よりも手間がかかりますが、型崩れしにくいので大切なぬいぐるみや思い出の詰まったぬいぐるみを洗う時におすすめの方法です。
干す時の注意点
ぬいぐるみをきれいに洗ったあとは、風通しが良い場所でしっかり乾かします。
干し方を間違えると、型崩れしたりぬいぐるみの毛並みが悪くなるため、注意が必要です。
型崩れを防ぐには、脱水後すぐにぬいぐるみの形を整え、平干しをします。
洗濯ばさみを使うのはNGです。
また、ぬいぐるみの変色を予防するため、陰干しすることも覚えておきましょう。
乾いた後に、衣類用ブラシを使って毛並みを整えます。
濡れた状態でブラッシングすると、毛並みがゴワゴワしたり、長い毛は切れてしまう恐れがあるので必ず乾いた状態で行いましょう。
重曹で洗う方法
お子さんが使うなどの理由で、ぬいぐるみを洗剤で洗いたくない…と考えている方には、重曹と掃除機を使ってきれいにする方法があります。
➀ビニール袋にぬいぐるみを入れて、たっぷりの重曹を振りかけます。
➁ビニール袋の口をしっかりと閉じて上下によく振り、ぬいぐるみに重曹を馴染ませてから15分程度放置します。
➂ぬいぐるみをビニール袋から取り出し、はたいて重曹を落とします。
取り切れなかった重曹は、掃除機で取り除きましょう。
洗濯機や手洗いでなくても、重曹を使うことで汚れがきれいになります。
重曹をまぶしたぬいぐるみを長時間放置すると、湿気を吸って重曹が固まり取れなくなることがあるので、注意してください。
ぬいぐるみが汚れる原因
ぬいぐるみには、いろいろな汚れがつきやすいです。
例えば、インテリアのように飾っているぬいぐるみにはほこりがたまりがちです。
ぬいぐるみの色や毛質によっては気がつきにくいので、改めてチェックしてください。
また、ぬいぐるみを持ち歩いたり、手に持って遊んでいると、皮脂や汗が付着して汚れることもあります。
こういったほこりや皮脂、汗といった汚れはダニのエサになるため、ダニの大量発生の原因にもなります。
定期的なお手入れできれいを保つ
先ほどもご紹介したように、ぬいぐるみは意外と汚れがたまりやすいアイテムです。
そこで、できるだけ清潔な状態をキープするために、簡単にできる定期的なお手入れ方法をご紹介します。
天日干し
天日干しで、ダニの繁殖を抑えることができます。
ダニの死滅には50度以上の高温で20〜30分ほど温めることが必要です。
日光に当てているだけではそれほど高温にならないため、ダニの死滅に効果的とは言えません。
しかし、天日干しによってぬいぐるみを乾燥させることで、湿気を好むダニやカビの繁殖を防ぐことができます。
ひっくり返しながら片面15分を目安に日に当てるようにしてみてください。
長時間の天日干しは変色の原因につながるため、30分程度がおすすめ。
ぬいぐるみによっては天日干しできないものもあるので、洗濯表示をしっかり確認してくださいね。
布団乾燥機
布団乾燥機をぬいぐるみに使うことで、天日干し同様にダニ予防になります。
使用する布団乾燥機は、ダニ駆除モードが搭載されているものがおすすめです。
ぬいぐるみを布団乾燥機にかける時には、熱風が直接当たらないよう大きめのタオルにぬいぐるみを包んだり、熱に弱いパーツをあらかじめ取り外しましょう。
天日干しや布団乾燥機を使ったお手入れは、週1回程度を目安に行うのがおすすめです。
まとめ
ぬいぐるみには、ほこりやダニ、皮脂などの汚れが付着しがちです。
手に取って遊ぶことも多いため、定期的に自宅で洗濯しましょう。
自宅でなかなか洗濯するのが難しいという方は、高品質クリーニング店「フランス屋」におまかせください。クリーニングのプロが、大切なぬいぐるみを一点一点丁寧にキレイにいたします。
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大切なぬいぐるみや衣類のお困りごとがございましたら、お気軽に当店へご相談ください。
気になる方はぜひご活用くださいね!
続けやすい方法で、自宅のぬいぐるみをきれいに保ちましょう。
監修者情報
本記事は、クリーニング専門店「フランス屋」のコラム編集部監修のもと執筆されています。長年のクリーニング経験を生かし、正確で実践的な情報を提供しています。
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