クリーニング後の衣類の保管方法をクリーニング屋が解説!かさばる衣類は保管サービスの活用も!

衣替えの時に出したクリーニング後の衣類、皆さんはどのように管理されていますか?
クリーニングから戻ってきた衣類、『なるべくこのきれいな状態を保ちたい!』と思うけれど、『受け取った時のビニールカバーとか、どうしたらいいかわからない。』というお声もよく聞こえます。
どう扱って良いかわからず、ついついそのままかけっぱなしにしてしまう方もいれば、外して丁寧に畳み、タンスや衣装ケースに収納する方もいるかと思います。
しかし、比較的かさばらない衣類ならまだしも、特にジャケットや厚手のコート、ニットなどのかさばるオフシーズン衣類を限られた収納スペースにどう保管するか、頭を悩ませる方も多いのでは?
また、衣類にビニールカバーをかけたままにすることで、カビやダニの発生など、思わぬ衣類トラブルに遭う場合もあります。
そこで本コラムでは、ワイシャツやブラウス、ジャケットやコートなど種類別にクリーニング後の正しい保管方法から、保管中に気をつけたいポイント、そして収納の悩みを解決する保管サービス付き宅配クリーニングのメリットまで、詳しくご紹介します。
自宅保管と保管付きクリーニング、それぞれのメリットを知って、より快適な衣類管理を実現しましょう。
自宅での保管:大切な衣類を守るためのポイント
まずは、クリーニングに出した大切な衣類を長くきれいに保つために、自宅での保管方法と、保管中に注意すべきポイントを確認しましょう。
良かれと思ってやっていることが、実はNGなケースも。面倒な衣類トラブルに遭わないように、ぜひ以下のポイントを見直してみてください。
衣類のビニールカバーは長期保管に向かないので必ず外しましょう
クリーニングされた衣類には透明のビニールカバーがかけられています。
このカバーは、ホコリや輸送中の傷などから衣類を守るための一時的な保護を目的としたもので、通気性は悪く長期保管には適していません。
ビニールカバーをつけたままだと内部に湿気がたまりカビの発生原因となってしまいます。
■クリーニングから戻ってきたらまずやること
- ビニールカバーを外す
- 仕上がりを確認し、管理用のタグを外す
※もし衣類のチェック中に気になるところが見つかった場合は、衣類についている「タグ」と呼ばれる管理番号が書かれた札は外さず、クリーニング店に相談してください。
畳みで保管する衣類・ハンガーで保管する衣類
素材に応じて畳んで保管するか、ハンガーで保管するかを、衣類の種類に応じて選択し収納します。
■畳んで保管する衣類
- ニットやカットソー
- 型崩れしやすいため、ハンガーではなく畳んで保管するのがおすすめです。重ねて保管する際は、下にある衣類に負担がかからないよう、上に重いものを置かないようにしましょう。
- スウェットやパーカー
- 特に冬物のスウェットやパーカーは重さがあるため、ハンガーで保管すると自重で伸びてしまう恐れがあります。収納ケースに入れるとすこしかさばりますが、長く大切に着ることを考慮して、畳んで収納することをおすすめします。
- シワになりにくい素材の衣類
- ポリエステルやナイロン、ウールなどは比較的シワになりにくいため、収納スペースを有効活用したい場合は、畳んで保管するのも選択肢の一つです。ただし、完全にシワにならないわけではありません。畳み方や重ね方によっては、折り目や跡がつくことがありますので、もし畳みジワが気になる場合は、無理に畳まずにハンガーにかけて保管するのがおすすめです。
■ハンガーで保管する衣類
- ワイシャツ・ブラウス
- 畳んで収納も可能ですが、ハンガーを使用することで畳みジワがつくのを防ぎます。
- ジャケット類
- 型崩れを防ぎ、シルエットを保ちます。特にスーツのジャケットは、肩のラインに合った厚みのあるハンガーを選びましょう。
- ズボン
- ズボン専用ハンガー(クリップ付きや挟むタイプ)を使用すると、折りジワを防ぎ、すっきりと保管できます。
- シワになりやすい素材の衣類
- レーヨンやコットン、リネンなど天然素材の衣類はシワになりやすいため、ハンガーを活用してシワが付かないようにしましょう。
畳んで保管か、ハンガーで保管か迷ったら、「シワになるのが嫌な服はハンガー」「伸びやすい素材の服は畳む」と覚えておくと良いでしょう。
紫外線は衣類の大敵!光が当たらない場所で保管
衣類は、日光はもちろん、室内の蛍光灯などの照明から発せられる紫外線によっても、徐々に色あせていくことがあります。
特に濃い色の衣類は白っぽく変色してしまうこともあるので、注意が必要です。
衣類を美しく保つためには、できる限り光を避けた暗い場所で保管するのが鉄則です。
クローゼットや衣装ケースなどを活用しましょう。
収納ケースのフタは定期的に開ける
衣類を保管するときは、定期的に収納ケースのフタを開け換気するようにしましょう。
定期的に換気をすることで湿気がこもるのを防ぎ、カビなどの発生を予防することが出来ます。
収納する前には必ずしまい洗いをし、しっかり乾燥してから収納するようにし、カビが発生するリスクを減らしましょう。
防カビ剤と一緒に保管することも有効な手段です。
もしカビが発生してしまったらそのままにせず、早めに対処するようにしてください。
衣類についたカビの詳しい対処方法はこちら>>
クローゼットなど収納スペースの換気と掃除はコンスタントに
湿度や日光といった光に加えて、見落としがちなのがホコリです。
クローゼットや押し入れに溜まるホコリは衣類を食べる虫の発生源になることもあり、大切な衣類が被害を受ける原因となります。
せっかくクリーニングで綺麗になった大切な衣類が虫に食べられ、台無しになってしまうのは避けたいもの。
クローゼットや押し入れは定期的に換気を行い、ホコリを掃除するようにしましょう。
また冬用のかさばるコートやダウンジャケットをクローゼットにギュウギュウに衣類を詰め込むと、湿気がこもりやすくなり、型崩れの原因にもなるのでやめましょう。
適切な間隔で保管し通気性をよくするように心がけてください。
合わせて、除湿剤や防虫剤の使用も効果的です。
収納スペースが厳しいなどの場合は、保管サービスを利用するのも1つの手です。
保管サービス付き宅配クリーニングで自宅保管の悩みを解決
自宅での衣類保管には、想像以上に多くの注意点があるため、「これはちょっと大変かも…」と感じた方もいるかもしれません。
そんな方にオススメなのが、保管サービス付き宅配クリーニングです。
これは、インターネットや電話で申し込むだけで自宅から衣類を集荷、クリーニングが施された衣類を返却期間に自宅まで配送してくれるとても便利なサービスです。
空いた収納スペースを広々と利用
特にかさばる冬物衣類(ダウンジャケット、厚手のコート、セーターなど)は、オフシーズンになると収納スペースを大きく圧迫します。
保管サービス付き宅配クリーニングを利用すれば、これらの衣類を預けている間、空いた収納スペースが広々と使えます。
収納スペースに余裕ができることで、他の物を整理整頓できたり、クローゼット内の風通しが良くなり、湿気対策にも繋がったりするメリットがたくさんです。
単身者向けワンルームなど収納スペースが少ない方や、衣類が多くあるご家庭には、特に有効な解決策となるでしょう。
面倒な衣替えから解放
季節の変わり目ごとに行う衣替えは、時間も手間もかかる作業です。
自宅で保管していると、出し入れの際にシワになったり、虫干しが必要になったりと、何かと面倒がつきまといます。
保管サービス付き宅配クリーニングなら、シーズンに合わせて衣類の集荷や配送を依頼できるため、煩わしい衣替えの作業から解放されます。
保管されていた衣類は、クリーニングされた清潔な状態で届くため、すぐに気持ちよく着用できるのも大きな魅力です。
賢く利用すればクリーニング代が安くなる可能性も
「宅配クリーニングって、実店舗より安いの?」そんな疑問をお持ちではありませんか?
一般的に、宅配クリーニングでは複数の衣類をまとめて出すパック料金が設定されており、一点あたりの料金が実店舗よりもお得になることが多いです。
特に、ダウンジャケットや厚手のコートなどの冬物の重衣料は料金がお得な傾向があります。
しかも、多くの宅配クリーニングは往復送料無料。車で運ぶ際のガソリン代を気にしたり、重い衣類を運んだりする手間も省けます。
つまり、オフシーズンの衣類をまとめて保管サービス付き宅配クリーニングに預けることは、賢く節約する有効な手段と言えるでしょう。
まずは、ご自身の衣類の量やクリーニングの頻度をチェックして、最適なサービスを選んでみてください。
宅配クリーニング+保管は「フランス屋」におまかせ
ここでは、保管サービス付き宅配クリーニングを提供している『フランス屋』のサービスについて詳しく説明していきます。
「フランス屋」とは、大阪を中心に150店舗以上を展開する信頼と実績のある老舗クリーニング店で、
街のクリーニング屋さんだけでなく、ヒルトン大阪など5つ星ホテルのゲストクリーニングや、ランドリールーム運営にも携わっております。
そのフランス屋の宅配部門が提供する、保管サービス付き宅配クリーニングでは、5つ星ホテル品質のクリーニングを、日本全国どこからでも利用することができます。
初めてでも安心!無料サービスと柔軟なパック
お申し込み後にクリーニングする服をまとめて送るだけ。
ご指定の集荷日時に配送業者がご自宅までお伺いしますので、育児や仕事で手一杯でも、玄関でクリーニングが完結出来ます。
衣類の集荷・配送の往復送料は頂戴しておりません。
さらにシミ抜き、抗菌洗浄、毛玉取りといったサービスも無料でご提供しています。
また、お客様の衣類の量に合わせて選べる3つのコースをご用意しており、宅配クリーニングを初めてご利用になる方も安心してご依頼いただけます。
「10点パックにしたいけど、どうしても11点ある…」そんな時もご安心ください。
宅配クリーニングのフランス屋では、パックごとの上限数を少し超えてしまう場合にも対応可能です。
詳しくは後述の「宅配クリーニングと保管サービスのよくある質問」をご覧ください。
スマホ・パソコンから簡単お申し込み
お手元のスマートフォンやパソコンから、いつでも、どこからでも24時間、お客様のご都合に合わせてご利用可能です。
※お電話でのご注文も可能ですが、お支払方法が代金引換のみとなり、別途手数料が発生しますのでご注意ください
便利な保管サービス付き宅配クリーニングをお探しの方は、ぜひ「フランス屋」の高品質なサービスをお試しください。
お客様の衣類を丁寧に、そして大切に保管させていただきます。
宅配クリーニングと保管サービスのよくある質問
ここでは、初めてご利用頂くお客様から良く頂戴する質問を「Q&A」形式でご紹介します。
ご注文時の参考にしてくださいね。
- Q.10点パックで利用したいけど、どうしてもあと1点出したいので、15点パックを注文しないといけないでしょうか?
- A.5点パックと10点パックは、それぞれ最大2点まで追加注文が可能。「あと1点だけ…」という時にも無駄なくご利用いただけます。
15点パックでは最大5点まで追加できるため、よりたくさんのお洋服をまとめて出したい方にも便利です。
※5点・10点パックに3点以上追加される場合は、ひとつ上のパックをご利用いただいたほうが料金的にお得になるため、点数を確認しながら、最適なパックをお選びください。 - Q.集荷用のダンボールはいつ届きますか?
- A.事前にダンボールの配送はありません。集荷日当日に配送業者がダンボールを玄関までお持ちいたしますので、その場でダンボールに衣類をお詰め下さい。
また、お客様情報を印字した送り状も合わせてお持ちしますので、慌てて記入することもありません。
※梱包用のテープはお客様でご用意ください - Q.依頼品の一部だけを返却、キャンセルはできますか?
- A.1パック単位での納品となりますので、依頼品の一部のみを先行して返却、またはキャンセルしてお返しすることはできません。
まとめ
衣類の適切な保管方法を知らないと、せっかくきれいにした衣類をダニやカビなどに台無しにされてしまう可能性があります。
このコラムでは、ご自宅での保管における重要なポイントを解説しましたが、特にダウンジャケットや厚手のコートなどかさばる衣類が多い方や、収納スペースに限りがある方にとって、すべての衣類に最適な保管環境を用意するのは難しい場合もあるでしょう。
そんな時は、保管サービス付き宅配クリーニングを賢く活用することで、これらの悩みを解決できます。
保管サービスを利用することで収納スペースを有効活用できるだけでなく、面倒な衣替えからも解放され、そしてシーズンが始まったらすぐ気持ちの良い衣類を着用することができます。
「フランス屋」の保管サービス付き宅配クリーニングは、自宅にいながら手軽にクリーニングを依頼でき、返却までの間はフランス屋で保管されます。
また送料やシミ取りなどのサービスも無料で、お客様の衣類量に合わせた3つのプランと、柔軟な追加注文が可能です。
大切な衣類を長く大切に着るために、自宅保管のポイントを押さえつつ、収納にお困りの際は保管サービス付き宅配クリーニングを賢く利用して、より快適な衣類管理と、気持ちの良い毎日を送ってみませんか。

監修者情報
本記事は、クリーニング専門店「フランス屋」のコラム編集部監修のもと執筆されています。長年のクリーニング経験を生かし、正確で実践的な情報を提供しています。
- 運営会社
- 株式会社フランス屋本部
- 住所
-
〒596-0011
大阪府岸和田市木材町1-4
- お問合せ
- 072-437-3333
宅配クリーニングの詳しい説明はこちら
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