血液の汚れが自宅にあるものだけで簡単に落ちる！

公開日：2023.11.09 最終更新日：2024.9.13

「鼻血が出てシーツが汚れてしまった」「擦り傷で衣類が汚れてしまった」「衣類についた血がシミになってしまった」そんなお悩みはありませんか？
血液がついた衣類やシーツをそのまま放置してしまうと、固まってシミになり、落ちにくくなってしまいます。
そこで、今回は、自宅で血液の汚れを洗う方法について、誰でも簡単に分かるようにご説明していきます。この記事を参考にしていただくことで、自宅で簡単に血液の汚れをお手入れすることができます。

1 洗濯前に確認することと注意点
2 自宅にあるものだけで血液の汚れを落とす方法
3 染み抜き（シミ抜き）をしても落ちない場合は？
4 外出先で血液がついてしまった時の対処法
5 まとめ

洗濯前に確認することと注意点

洗濯前に確認すること

洗濯表示の確認

裏地やポケットの内側に縫い付けられていますので、必ず確認しましょう。
洗濯表示に ✖ がついている場合、洗濯はできません。

素材の確認

絹やウール、レーヨンやアセテートなどの素材はデリケートなため、つけ置き洗いをすることは避けましょう。生地が痛み、縮んでしまう可能性があります。

血液がついた時の注意点

すぐに水洗いをする

血液がついてすぐであれば、水で手洗いすることで落とすことができます。
ポイントは、常温の水を使用することです。

お湯を使わない

お湯で洗濯をしてしまうと血液中のたんぱく質が固まって落ちにくくなります。
必ず水で洗濯してください。

乾燥機を使用しない

洗濯後に乾燥機を使用するのは避けてください。熱の力により血液中に含まれるタンパク質が固まってしまいます。落とし忘れた汚れが残っている場合、かなり落ちにくくなります。

自宅にあるものだけで血液の汚れを落とす方法

食器用洗剤

付着した血液がシミになってしまい、水で洗っても落ちない場合は、通常のシミ抜きと同じ方法で落としてみましょう。
容器に食器用洗剤と水を1:1で入れたら、不要になった歯ブラシでかき混ぜて洗濯液を作ります。汚れている部分に作った洗濯液を沁み込ませ、歯ブラシや綿棒で軽くたたいて汚れを落としましょう。
デリケートな素材の場合、衣類の下にタオルを1枚入れ、タオルに汚れを移すイメージで軽くたたいて汚れを落とします。

重曹

容器に重曹と水を適量混ぜ、ペースト状の生地を作ります。その生地を汚れている部分に塗り、30分放置します。30分後、歯ブラシやスポンジなどでこすり、汚れを落としましょう。

セスキ炭酸ソーダ

血液の汚れは、水1リットルにセスキ炭酸ソーダを小さじ1溶かし、セスキ水を作ります。そのセスキ水に汚れた衣類を一晩つけ置きしましょう。

上記3つは、少量でも十分に効果を発揮してくれるので、ぜひ試してみてください。

染み抜き（シミ抜き）をしても落ちない場合は？

シミ抜きをしても落ちない場合は、アルカリ性の洗剤や漂白剤か液体酸素系の漂白剤を使用します。アルカリ性の洗剤や漂白剤は血液を落とすのに一番適しています。
アルカリ性の洗剤を使用する際は、汚れている箇所に少量たらして、シミ抜きのように軽くたたいて汚れを落とすか、つけ置きで汚れを落とす2種類の方法があります。