1. 宅配クリーニング フランス屋 chevron_right
  2. 洗濯屋さん(プロ)が教える洗濯方法 chevron_right
  3. お洗濯 chevron_right
  4. ニット・セーターの洗濯術!縮み・型崩れを防ぐ「1分脱水」と平干しのコツ【クリーニング店直伝】

ニット・セーターの洗濯術!縮み・型崩れを防ぐ「1分脱水」と平干しのコツ【クリーニング店直伝】

ニット・セーターの洗濯術!縮み・型崩れを防ぐ「1分脱水」と平干しのコツ【クリーニング店直伝】

冬のファッションに欠かせない、温かなニットやセーター。
しかし、お気に入りの一枚ほど、洗濯のたびに「縮んでしまったらどうしよう」「型崩れが心配」と悩んでしまうものです。

この記事では、クリーニング店の視点から、自宅でできるニットやセーターの洗い方と長持ちさせるための「縮ませない・型崩れさせない」コツを解説します。
縮みや型崩れを防ぐ最大のポイントは、脱水時間を極端に短くする「1分脱水」と、重みで伸びないようにする「干し方の工夫」にあります。
大切なニットを長く着続けるための正しいケアをマスターしましょう。

この記事でわかること

  • ニットが自宅で洗えるかどうかの判断基準
  • 「縮み」と「型崩れ」を防ぐための洗濯機・手洗いの基本手順
  • 洗濯機のコース選択や脱水時間をごく短く設定する理由
  • 肩の伸びや型崩れを防ぐ「平干し」のやり方と代用テクニック
  • ニットが縮んでしまった時の応急処置
  • 生地を傷めずに「毛玉」や「毛羽立ち」をケアする正しい方法
  • クリーニング店に任せた方がよいケースとクリーニングのメリット

ニット洗濯の「2大失敗」は縮みと型崩れ

セーターのイメージ

ニットが家庭で洗いにくい2つの理由を解説します。

ニットの縮み(フェルト化)

ニットに含まれるウールなどの動物性繊維は、水と摩擦が加わると繊維同士が絡み合い、硬く縮んで元に戻らなくなってしまいます。
これが「縮み(フェルト化)」の正体です。

ニットの型崩れ(伸び)

ニットは水を吸うと非常に重くなります。
干し方を間違えると、その重みで生地が伸びてしまい、「型崩れ」を起こします。
「縮み」と「型崩れ」、この2つの原因をしっかり理解し、適切に対処すれば、ご自宅でのニット洗濯も安心して行っていただけます。

洗濯表示を確認!あなたのニットは家で洗える?

洗濯表示

洗濯を始める前に、必ず衣類の内側についている「洗濯表示(ケアラベル)」を確認しましょう。
ご自宅で洗えるか、クリーニングに出すべきかが一目でわかります。

ニットの主要な洗濯表示の見方
洗濯表示の桶記号

【桶に水のみ / 桶に数字】:洗濯機OK(※要注意)

数字は水温の上限です。洗濯機で洗えますが、コース選択に注意してください。
桶の下に線(-)がある場合は、弱水流のコース選択が必要です。

洗濯機OKの表示でも、ニットの場合は「おしゃれ着コース」「ドライコース」「手洗いコース」など、最も水流が弱く優しく洗えるコースを選択してください。
※通常コースでは、摩擦が強すぎて縮みや型崩れ、毛羽立ちや毛玉の原因となります。

【桶に手を入れているマーク(手洗い)】:手洗いのみOK
40℃以下の水で、優しく手洗いが可能です。
【桶にバツ印】:家庭での水洗いNG
水につけると縮むリスクが高いため、クリーニング店へ依頼してください。

※「水洗い不可」と併せて「P」や「F」のマーク(ドライクリーニング推奨)がある場合は、迷わずクリーニングに出しましょう。
※洗濯表⽰タグに「洗濯ネット使⽤」の記載がなくても、洗濯ネットに⼊れることで⽣地が傷むのを防ぎます。

素材別・自宅洗いの難易度をチェック

洗濯表示と合わせて、素材も確認しましょう。

比較的かんたん(洗濯機OKな場合もあり)

ポリエステル、アクリル、コットン(綿)
化学繊維や植物性繊維は比較的縮みにくく、洗濯機でのケアもしやすい素材です。

注意が必要(手洗いが基本)

ウール、カシミヤ
「水洗い可」の表示があっても、必ず「手洗い」または洗濯機の「おしゃれ着・ドライコース」を選びます。

プロに任せるのがおすすめの素材

「水洗い不可」の表示があるものや、下記のようなデリケート素材、デザインが複雑なものは、無理に自宅で洗わずにクリーニングをご利用ください。

  • アンゴラ、シルク、モヘアなど特にデリケートな素材
  • ビーズや刺繍、異素材(革や合皮など)の装飾が多いもの
  • 色や柄が複雑なもの(色移りのリスク)

これらの生地や衣類は、家庭でのケアは難しく、一度失敗すると元に戻らないことが多いです。
傷む以外にも、風合いを損ねたり、装飾が取れたり、色移りしたりするリスクが高いため、クリーニング店に任せるのが安心です。

ニットを「縮ませない・傷めない」洗濯の手順

手洗いイメージ

洗えると判断したら、いよいよ洗濯です。
「手洗い」「洗濯機」それぞれの方法を解説します。

手洗いの場合(デリケートな素材や不安なニットに)

デリケートな素材や、洗濯機OK表示でも取り扱いに不安のあるニットは手洗いがおすすめです。

洗剤液の準備
洗面器や洗い桶に30℃以下のぬるま湯(または水)を張り、おしゃれ着用の中性洗剤を規定量にあわせて溶かします。
※熱いお湯は縮みの原因になるためNGです。
※一般的な「弱アルカリ性」洗剤は、洗浄力が強すぎてウールなどの動物性繊維を傷め、縮みや色落ちの原因になるため使用しないでください。
押し洗い
ニットを畳んだ状態で静かに洗剤液に沈めます。
「沈める・持ち上げる」を繰り返す「押し洗い」をします(20~30回程度)。
※絶対に「こする」「揉む」はしないでください。摩擦が加わると、繊維が絡まり合って縮み(フェルト化)や毛玉になる原因になります。
すすぎ
きれいな水(またはぬるま湯)に替え、泡が出なくなるまで、優しく押し洗いで2~3回すすぎます。
柔軟剤を使う場合は、最後のすすぎ水に溶かして3分ほどニットを浸します。
脱水(タオルドライの場合)
乾いたバスタオルでニットを挟み、上から優しく押して水分を吸い取ります。
※絶対に雑巾のように絞らないでください。型崩れの原因になります。

洗濯機の場合(手洗い表示 or 洗濯機OK表示)

洗濯ネットに入れる
ニットの汚れている部分が外側になるように畳み、ぴったり収まる洗濯ネットに入れます。
1つの洗濯ネットにつき、ニット1枚が原則です。
洗濯ネットが大きすぎる場合は、中で衣類が動いて摩擦が起き「毛玉」や「縮み」の原因になります。
中身が動かないように余った部分をヘアゴムなどで縛ることで、利用することができます。
逆に、洗濯ネットが小さすぎる場合は洗剤が行き渡らず、汚れ落ちが悪くなってしまいます。
できるだけ、ぴったり収まるサイズの洗濯ネットを用意しましょう。
洗濯コース選択と使用する洗剤
洗濯機の「ドライ」「おしゃれ着」「手洗い」など、最も水流が弱いコースを選びます。
洗剤は「おしゃれ着用中性洗剤」を使用します。
脱水
脱水は自動設定で長く回らないよう、「30秒~1分」の最短時間に設定します。
※長時間の脱水は、遠心力による型崩れや深いシワの原因になります。
脱水が弱すぎると感じるかもしれませんが、ニットはこれくらいがベストです。

型崩れ・伸びを防ぐ「ニットの干し方」

セーターの平干しイメージ

洗濯以上に重要なのが「干し方」です。
水分を含んだニットは非常に重く、型崩れしやすい状態です。

肩幅の細いハンガーで吊るすのは絶対にNGです。
肩に「ハンガー跡(肩ポコ)」がついたり、裾が伸びたりします。
※特に首回り(ネックライン)は一度伸びると元に戻すのが非常に困難です。

ニットは「平干し(ひらぼし)」がおすすめ

100円ショップなどでも⼿に⼊る「平⼲し⽤の洗濯ネット」の使⽤がおすすめです。
ニットを平らなネットに広げることで、⼀カ所に負担をかけずに⼲すことができます。
袖や裾などを整えてから、⾵通しの良い⽇陰で⼲すのがポイントです。

平干しネットがない時の「代用テクニック」

平干しネットがなくても、家にあるものを代用してニットを適切に干すことができます。

風呂のフタを活用してニットを干す

清潔にしたお風呂のフタにバスタオルを敷き、ニットを広げます。
換気扇を回しておくと湿気が外に出ていくため、早く乾かせます。
扇⾵機やサーキュレーターなどで⾵を当てると、より早く乾かすことができます。

物干し竿に二つ折りに垂らしてニットを干す

ニットを二つに折りにして、袖と胴体が重ならないように垂らします。
重みを分散させ、風通しを良くするのがポイントです。

ハンガーを複数本(2〜3本)使ってニットを干す

1本は通常通り首に通し、残り2本で袖や裾に通すことで全体的に浮かして干します。
重さを一点に集中させず分散させることで、伸びを防ぎます。

【洗濯の失敗・困った時】ニットの応急処置

セーターのケアイメージ

軽度の縮みなら、ヘアトリートメントに含まれる「シリコン(ジメチコン)」の成分で繊維を滑らせ、元に戻せる可能性があります。

  1. 洗面器に30℃程度のぬるま湯に、ヘアトリートメント(またはリンス)を5プッシュ程溶かします。
  2. 縮んだニットを15分~30分程つけ置きします。
  3. 軽くすすぎ、タオルドライします。
  4. 平干しする際に、元のサイズになるよう優しく手で伸ばします。
    アイロンのスチームを「浮かせた状態」で当てながら伸ばすのも効果的です。

※トリートメントの油分が繊維を滑らかにし、ほぐれやすくしてくれます。
ただし、完全には元に戻らないことも多いため、縮みがひどい場合はクリーニング店にご相談ください。

毛玉や毛羽立ちができてしまったら

毛玉は摩擦が原因で発生します。
着用中や洗濯中の摩擦は避けられませんが、できてしまった毛玉は放置せず、早めにケアしましょう。

毛玉取り器(電動)を使って毛玉取り

広範囲の毛玉も素早く取れます。
生地を傷めないように優しく滑らせるのがコツです。
押し付けると、伸びや擦り減らしの原因となるため注意が必要です。

毛玉取りブラシを使って毛玉取りと毛羽立ち予防

カシミヤなどデリケートな素材におすすめ。
繊維の流れを整えながら毛玉を絡めとります。
毛並みを整えることで毛玉になる前の「毛羽立ち」を整えて予防する効果もあります。

ハサミを使って毛玉取り

大きな毛玉を一つずつ切り取る方法。
⽑⽟の根元を狙って、⽣地の表⾯から浮かんだ⽑⽟だけを優しくカットします。
生地まで切らないよう注意してください。
手でむしり取るのは、繊維が引っ張られて⽑⽟ではない部分も傷めてしまうので避けましょう。
また、新たな毛羽立ちを引き起こし、毛玉を増やす原因にもなるためNGです。

クリーニング店に任せた方が良いケースとメリット

色々なニットのイメージ

ご自宅でのケア方法をご紹介しましたが、以下のようなケースでは無理をせずクリーニング店に任せることをおすすめします。

家庭でケアが難しいニット

  • 高価なブランド品やカシミヤ100%、アンゴラなどのデリケートな天然素材
  • 洗濯表示が「水洗い不可(桶にバツ)」のもの
  • ビーズやスパンコールなどの装飾が多いもの)
  • 広範囲のシミや、食べこぼし・化粧品などの油性の汚れが付いているもの
  • 大切にしたいニット

クリーニング店ならではのお手入れ

クリーニング店による「ウェットクリーニング」や「ドライクリーニング」は、素材を傷めずに汚れをしっかり落とし、ニット特有の風合いを保ってくれます。
「風合い維持」「特殊なシミ抜き」「毛玉ケア」など、ワンランク上のお手入れをしたい時はクリーニング店への依頼がおすすめです。

かさばるニットのクリーニング依頼は宅配クリーニングがおすすめ

厚⼿のセーターやカーディガン、コートなど冬物⾐類はかさばるものが多く、まとめてクリーニング店に持ち込むのは⼤変です。
そんなお悩みを解決できるのが、宅配クリーニングサービスの利用です。
ダンボールや専用バッグに詰めて玄関先で送るか、コンビニなどから送るだけなので、厚手のニットや冬物コートもまとめて簡単にクリーニング依頼が完了します。
宅配クリーニングのフランス屋では、ダウンジャケットでも追加料⾦なくパック料⾦のみでクリーニングできるため、クリーニング店に持ち込むよりもお得に利⽤することができます。

ニットの保管サービスで虫食いやカビから守る

宅配クリーニングのフランス屋では、シーズンが終わったニットをクリーニングして次の冬まで最適な環境で預かる「保管サービス」があります。
ご自宅のクローゼットをすっきりさせ、虫食いやカビの心配も解消できます。

大切なニットを良い状態で保ち、次のシーズンも気持ちよく着るために宅配クリーニングの利用もご検討ください。

まとめ

様々なニットのイメージ

この記事では、自宅での洗濯でニットの縮みや型崩れを防ぐ方法や、注意するポイントを紹介しました。

ニット洗濯のよくある質問(Q&A)

セーターはどのくらいの頻度で洗濯するのが良いですか?
頻度には幅がありますが、アウターとして着用し、肌に直接触れない場合は3〜5回程度の着用ごとが目安です。
肌に触れるインナーとして着た場合は、汗や皮脂が付着するため「1回の着用ごと」に洗うのが衛生的です。
ニットをしまう前に、洗濯した方が良いですか?
はい、必ず洗ってください。一度しか着ていないように見えても、着用で付着した汗や皮脂は、衣替えで長期間保管している間に虫食いやカビ、黄ばみの原因となります。
シーズンオフの前に必ず洗濯やクリーニングで汚れを落としてから保管しましょう。
おしゃれ着用洗剤の他に、柔軟剤は使っても良いですか?
使って問題ありません。
柔軟剤を使うと、ニットをふんわりと仕上げたり、静電気を防止したりする効果があります。
ただし、規定量を守って使用し、入れ過ぎないように注意してください。

この記事のポイント

最後に、ご自宅でのニットケアを成功させるための最重要ポイントを再確認しましょう。

  • 【確認】洗濯表示を見て、必ず自宅で洗えるかを判断する。
  • 【洗浄】洗剤は必ずおしゃれ着用中性洗剤を使用し、「押し洗い」または洗濯機の「弱コース」で優しく洗う。
  • 【脱水】脱水は「30秒〜1分」の最短時間に設定する。
  • 【乾燥】水の重みによる伸びを防ぐため、必ず「平干し」にする。

自宅でのケアが不安なニットや水洗い不可のものは、無理せずクリーニング店にお任せください。
特に宅配クリーニングは、かさばるニットをまとめて出すのに便利です。

正しいケア方法で、お気に入りのニットを楽しみましょう!

\シェアしてね!/

監修者情報

本記事は、クリーニング専門店「フランス屋」のコラム編集部監修のもと執筆されています。長年のクリーニング経験を生かし、正確で実践的な情報を提供しています。

運営会社
株式会社フランス屋本部
住所
〒596-0011
大阪府岸和田市木材町1-4
お問合せ
072-437-3333
会社概要
https://www.franceya-shop.jp/company

宅配クリーニングフランス屋

  • 24H受付
  • 送料無料
  • シミ抜き無料
  • イラスト

宅配クリーニングコース一覧

  • 衣類通常コース
  • 衣類保管コース
  • 布団コース

おすすめ関連記事